群馬テレビをはじめとした独立局で毎週放送されているアニメ「ぐんまちゃん」について、群馬テレビで最新話の放送が見送りとなったニュースが出ていました。

上毛新聞の記事にある理由としては「ボートレース場へ行ったおじさんが大損をする内容があり「青少年の射幸心への影響を鑑み」」とのことで、「県内視聴者から放送倫理・番組向上機構(BPO)へ「子ども向けアニメに公営ギャンブルを扱うのは不適切」との意見があった」そうです。
子供の教育については難しい問題ではありますが、「ぐんまちゃん」はキャラクターとしてのアニメであると同時に、群馬県制作の群馬県を知ってもらうアニメでもあります。
群馬県にとって、公営ギャンブルは他県より多く、切り離せないテーマでもあります。
私は東京都在住のため、MXテレビで最新話を視聴しましたが、決して射幸心を煽る内容ではなく、いつもの「ぐんまちゃん」として、子供の教育云々を考えさせられる内容ではありませんでした。
仮に射幸心を煽られたとしても、私は子供のころ親に連れられて競輪場によく連れていかれましたが、ギャンブルをやりたいとは思いませんでしたし、小学生がそれを見て「ギャンブルをやりたい」とはそうそう思わないのではないでしょうか。
本題とは逸れ、かつ個人的な意見ですが、子供と一緒にアニメを見ていると、「ドラえもん」の方がよっぽど子供の教育に悪いと感じます。のび太はドラえもんの道具を使い、ジャイアンやスネ夫に復讐したり、しずかちゃんの家を覗いたり、自分の欲望のままに悪いことを次々と行い、最後の数秒で報復を受けて済まされています。
続けて放送される、比較的教育に悪いと言われる「クレヨンしんちゃん」の方が、下品であるものの、思いやりややさしさを感じる、子供に見せたい番組です。
脱線しましたが、外から見える一部の情報に踊らされるのではなく、中身をしっかり見た上で、それぞれの家庭で判断してほしいと思います。これはアニメに限らず、マスメディアから受ける情報全てに通じることです。
アニメ「ぐんまちゃん」は、時々意味不明な展開になるものの、キャラクターに癒され、たまに笑えるステキなアニメだと思います。クレームに負けず、無事放送が続けられることを祈っています。
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